先週、Googleから驚きの発表がありました。
4 月 21 日より、ウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかをランキング要素として使用し始めます。この変更は世界中の全言語のモバイル検索に影響を与え、Google の検索結果に大きな変化をもたらします。この変更によって、検索ユーザーは、クエリへの関連性が高く使用端末にも適した高品質な検索結果を見つけやすくなります。
要するに、「スマホ対応していないサイトは、今後、サイトのランキングを下げるかもしれないよ。」ということです。
最近、スマホ対応を始めたサイトが増えてきてはいますが、現時点、日本のサイトの6割以上は対応できていないと言われています。 ECサイトにおいては、まだ対応しているサイトは、全体の約30%ほどではないでしょうか。
対応策はただ一つ
言うまでもなく、このGoogleの対策はただ一つ
「早急に、スマホ対応すべき」
であります。 この対応を行わないと、今後、Googleの自然検索における集客が低下する恐れがあります。 または、上位表示をキープしてきた努力が損なわれる可能性があります。
ネットショップ(ECサイト)はどう対処すべきか
今回の対策として、静的なコーポレートサイトや、Wordpressをベースにしているサイトの場合は、スマホサイトを追加したり、レスポンシブWEBデザインのテーマを採用するなどすれば、比較的、短期間+低予算で対応ができるが、ECサイトの場合はその対応は様々。
モールやショッピングカートASP型で運用している場合は、すでに運用元がスマホ対応済みの場合もあるかもしれないが、独自システムを採用している場合は、結構重い作業が求められるため、この機会にシステム自体を見直す、抜本的なテコ入れが必要となるかもしれません。
例えば、EC-CUBEの場合、基本システムはスマホ対応となっている(記事作成時点)が、デザインや閲覧方法などの自由度がなく、とてもユーザビリティに優れているとは言えないため、ただスマホ対応するだけでなく、スマホ特有の離脱に配慮した、使い勝手を考えたサイト構築を検討しなければならない。 有料のデザインテーマも高額の割にはデザインもいまいちで相変わらず自由度がないので、すぐにこの選択をするEC担当者は少ないでしょう。
WordPress+WooCommerceという選択
商品点数が数千点以上に上る場合は別ですが、それほど商品数が少ない場合は、世界中で多く利用されている、Wordpressと人気ショッピングカート・プラグイン「WooCommerce」でサイトを構築するという選択があります。
何よりもこの組み合わせで注目したいのは、「SEO対策」
WordPressのシステムに対する信用度は、Googleも認めるとことで、自然検索結果の上位表示の可能性が十分見込め、広告費の節約にも繋がります。
WooCommerceは、昨年度、日本語対応もされ、一部クレジットカード決済モジュールの提供も開始されてきているので、世界中で採用されている人気システムを日本でもいよいよ現実的に使えるようになってきたことはとても喜ばしいことです。